プラム治療日記
 2006年2月23日(木)夜プラムは突然嘔吐しました。これをきっかけに病気が発覚…。
病名-猫白血病ウイルス感染症(FeLV)による悪性リンパ腫。
 突然の宣告に茫然としました。「信じられない!昨日の夜まで追いかけっこで走り回って
いたのに…」悔やんでも悔やみきれない宣告です。「もっと早く検査をしていたら…」簡単な
健康診断ですませていた甘い判断が最悪に事態を招いてしまいました。
 今や外猫の70%以上が猫白血病ウイルス(FeLV)や猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)
等の危険な病気に感染する可能性があるそうです。猫白血病ウイルス(FeLV)は、唾液や
涙、糞尿、又は母乳に多く含まれるため、親猫からの感染や喧嘩による感染が主です。
 ウイルス自体は、空気に触れただけでも死滅するぐらい弱いもので、成猫の感染率は、
低いそうです。また、ワクチン接種は重要ですが100%感染を防げる物ではないそうです。
 不幸中の幸いです。キャロットとラディッシュは、成猫で有る事と、予防接種を受けていた
事で感染を防げました。
 現在のところウイルスを殺す完全な治療は無いため、プラムの治療は、悪性リンパ腫の
治療優先となります。胸の中にできた癌は、気道と食道を塞いでいるため、早急な治療が
必要となりました。
 
月/日 病状 治療 備考
2月23日(木) ◆嘔吐 ◇水分を取らせる 泡状の唾液を吐く
2月24日(金) ◆嘔吐・呼吸困難
◆食事ができない
◇血液検査-異常なし
◇皮下点滴
◇吐き気止め
     ・抗生剤注射
コルトン動物病院に通院。
2月25日(土)
      入院
◆嘔吐・呼吸困難悪化
◆左目瞬膜-露出
◆猫白血病ウイルス
          感染
◆悪性リンパ腫
◆体重減少
◆X線検査
◆穿刺/染色・
      顕微鏡検査
◆猫白血病(FeLV)
       検査-陽性
◇猫免疫不全ウイルス
   (FIV)検査-陰性
◇一般注射
◇抗生物質
◇静脈点滴
胸に心臓と同じくらいの癌が
         発見される。
コルトン動物病院に入院。
◇キャロット、ラディッシュも
      猫白血病(FeLV)
          検査-陰性
2月26日(日)
 @抗癌治療
      転院
◆呼吸困難悪化
◆左右目瞬膜-露出

◇ICUでの治療で
 瞬膜の露出が左目
 だけに改善。
◇静脈点滴
◇ステロイド注射
◇抗癌剤注射
※転院後の処置
◇ICUで酸素吸入
◇静脈点滴
◇抗癌剤注射
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
「コルトン動物病院」から24時対応の「ACプラザ刈谷動物病
院」に夕方4時転院。
◆息が苦しく、睡眠をとれな
 い状態が続く。
2月27(月)〜
  3月2日(木)
◇呼吸が楽になるが
     まだ浅く速い。
◆左目が小さく、
  瞳孔の動きが悪い。
◆瞬膜の露出続く。 
◇ICUで治療
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇血液検査
◇X線検査
昼・夜2回の面会に行く。
◇座ったままで、苦しそうに
 呼吸していたのが、伏せた
 状態で体を休めるようにな
 り睡眠も取れるように成り
 ました。
◇採血異常なし
3月3日(金) ◆呼吸、目の異常に
      変化無し。
◇一般病室に移る
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇目に見えて元気になって
 いる。
◆浅く速い呼吸は、傷害が
 残ってしまう虞もある。
3月4日(土)
     退院
◆体重減少2.9Kg ◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
夕方4時退院。
帰宅後は、他の猫たちと隔離
の為、3段のケージを購入
3月5日(日)〜
    6日(月)
◇食欲旺盛/
     水をよく飲む
◆毛が異常に抜ける。
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
錠剤を朝晩1錠ずつ
◆体力が無く暗い所を好む。
◇毎日ウンチが出る。
3月7日(火)
A抗癌治療入院
◇食欲旺盛/
     水をよく飲む
◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
朝10時治療入院。
朝食抜き。
3月8日(水)
     退院
◆体重減少2.85Kg ◇静脈点滴
◇皮下注射
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
夕方5時退院。
3月9日(木)〜
   13日(月)
◇食欲旺盛/
     水をよく飲む
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◇玩具にじゃれる様になる。
◇毎日ウンチが出る。
3月14日(火)
B抗癌治療入院
◇癌が消えた ◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◇X線検査
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇血液検査
朝9時入院
朝食抜き。
◇強い抗癌剤の投与
◆食欲無し
◇レントゲンの結果
       癌が消えた。
◇採血異常なし
3月15日(水)〜
    17日(金)
       退院
◆体重減少2.75Kg ◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◆入院中は食欲無し、ウンチ
 も出ない。
17日夕方6時退院
3月18日(土)〜
    21日(火)
◇食欲旺盛 ◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◇ベランダで日向ぼっこを
 好む。
◇毎日ウンチが出る。
3月22日(水)
C抗癌治療入院
      ・退院
◇体重増加2.8Kg ◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
朝9時入院、朝食抜き
       夕方6時半退院
朝食抜き。
3月23日(木)〜
   28日(火)
◇食欲普通 ◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◇走るようになる
◇毎日ウンチが出る。
3月29日(水)
D抗癌治療入院
      ・退院
◇体重増加3.0Kg ◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服

朝9時入院、朝食抜き
         夕方7時退院
3月30日(木)〜
  4月3日(月)
◆食欲減退
◇呼吸が浅く速かったの 
 が落ち着いてきた。
◇左目も良くなっている。
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◆珍しく便秘で三日ぶりに
 ウンチが出ました。
4月4日(火)
E抗癌治療入院
◆点滴後が毛が抜け
     赤くなってる。
◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇血液検査
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
朝9時半入院
朝食抜き。
◇強い抗癌剤の投与
◆入院中は食欲無し
 ウンチも出ない。
◇採血の結果は良好
4月5日(水)〜
     6日(木)
       退院
◆体重減2.8Kg ◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
夕方7時半退院
4月7日(金)〜
    16日(日)
◇食欲旺盛/
     水をよく飲む。
◇呼吸の障害の改善。
◇左目の障害も右目と  
 変わらず改善された。
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◇高い場所にも移動し、
    行動範囲が広がった。
◆体重が増えない。
4月17日(月) F抗癌治療入院
       ・退院
◇体重増加3.0Kg ◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
朝9時半入院、朝食抜き
    夕方6時半退院
毛艶もよく、
    体もしっかりしてきた。
4月30日(日)
G抗癌治療入院
◇体重増加3.1Kg
◆食欲減退でも
  体重は増えています。
◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇抗生物質
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
朝9時入院、朝食抜き
       夕方6時退院
◆ウンチが3日に1回
    食欲が無いためと
           思われる。
5月15日(月)
H抗癌治療入院
◇体重3.1Kg
◇食欲普通
◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇抗生物質内服
◇ステロイド内服
◇整腸剤内服(朝・夕)
朝9時入院、朝食抜き
       夕方7時退院
◆ウンチが4〜6日に1回の
 ため薬を出して貰いました。
 飲み始めて3日で快便。
5月30日(火)
I抗癌治療入院
◇体重増加3.25Kg
◇食欲普通
◇抗癌剤注射
◇静脈点滴
◇一般注射
◇皮下注射
◇ステロイド内服
 (徐々に減らす)
朝9時入院、朝食抜き
        夕方7時退院
◇第一期の抗癌治療終了
  次回からは3週間おき、
  半年間の第二期抗癌治
  療が始まります。
◆長期の治療で代謝が悪く
  皮下注射の吸収が遅く、
  前足付け根に溜まってし
  まった。翌日には解消。
ICUで治療中のプラム。
静脈点滴をはずさないように
右腕にカバーを付けています。
退院後、毎日飲んで
いる錠剤のステロイド
と抗生物質。


 プラム治療日記2