「キャロットのうたたね日記」は4月で四周年です。
2.3.4月の猫たち
祝4周年だというのに大変なことになってしまいました。
あんなに元気だったプラムが2月末から入院!病名は「猫白血病ウイルス感染症」
による「悪性リンパ腫」です。詳しくは「プラム治療日記」を御覧下さい。
現在は2週間に一度の抗癌治療で通院するまでに快復しています。
ウイルス感染を防ぐための
プラムの新しいお家です。
「体力を付けるには、睡眠
が大事なの」
プラム入院中は、寂しい
のか、寄り添ってました。
「美味しそう…」プラムの
ご飯を狙ってます。
「安心するの」お母さんの
布団に潜り込んでます。
「太陽は体にいいのよ」
パサパサだった毛並み
もツヤが戻ってきました。
「頑張るのよ。アタシも
応援してるからね」キャ
ロットも心配そうです。
「まだ姉さん達と遊ぶ体力はないけど狩り
遊びはするのよ」兄さんの部屋で遊ぶ物を
探してます。
「当分一人で遊ぶわ」追い
かけっこができず、寂しそ
うなラディッシュ。
「たくさん食べて元気になら
なくちゃ」食事と水、トイレは
完全に別にしてウイルス感
染を防いでます。
「安静が一番」まだまだ寝
ている時間が長いプラム
です。
母のつぶやき
 通院当日は、血液検査に異常は見られず、帰宅したものの、漠然とした不安を感じ、週末と
言う事もあり、兄さんを寮から帰宅させました。不安は的中…。翌日、最悪の宣告に家族一同
涙しかありませんでした。でも、本当の危機はそれからでした。
 リンパ腫はプラムの食道だけでなく、気道も圧迫し、呼吸困難になり、死をも覚悟しなくては
ならない所まで進でしまいました。獣医さんから、「自宅に引き取る」事を進められましたが、「ま
だ1歳半、死なせたくない」の一心で、転院を希望し相談しました。獣医さんは快く承諾してくれ
治療カルテやレントゲンを準備してくれたうえ、近くの24時間救命治療病院を進めてくれました。
川崎の救急病院を考えていた家族は、自宅から2.3時間かかる病院より10分で着く紹介された
動物病院に決めて、転院。
 ICUでの治療、抗癌剤投与。抗癌剤が効くのが遅れれば、確実に呼吸が止まる…緊迫の数日
が過ぎて行きました。学校があるため寮に帰った兄さんには写メールでプラムの状態を昼、夜の
面会のつど送りました。
 6日目にICUから一般病室に移され、確実に快復の兆しが見えてきました。次の日には、一時
退院が許され帰宅。病院ではほとんど食べなかったのが嘘のようにカリカリフードを食べるように
成り、一安心。でも、毛並みはボサボサ、体重はガタ落ち…体力も無く、高い所へ飛び移る事も
できず、哀れな姿です。
 「延命は、飼い主のエゴでは…」との思いが過ぎります。でも、獣医さんの「猫の1年は人間の
5年にあたる」との言葉で思い直し、治療を続行。3度目の抗癌治療の後に先生から「癌が消え
た」との報告を受け、今までの迷いも吹っ飛びました。
 しかし、「レントゲン上は消えた」に過ぎず、悪性リンパ腫、猫白血病ウイルス感染症で有る事
には代わり有りません。いい状態に戻し、維持していくしか無いのが現実です。
 次回からは、一週間ごとの6回の抗癌治療を終えて、2週間ごとの抗癌治療に入ります。後4
回の抗癌治療で、終了となり、様子を見ることになっています。ステロイドと抗生物質を朝晩飲
む治療を続け、いい状態を維持していきます。
 現在、抗癌剤に関しては、新しい物が開発されていますが、猫白血病ウイルスには、予防接
種に頼るのみで、感染したら治療法はありません。辛い抗癌治療に耐えるブラムの勇気を見習
い、この現実と向き合い頑張っていこう…と思ってます。 
プラム1歳半
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