11月の猫たち
大事件です!!兄さんが子猫を連れて帰宅しました。
寮の庭で鳴いているところを保護して二週間も兄さんの部屋で暮らしていたそうです。
もらい手が見つからずアタシ達の妹になることになりました。
突然のことで、我が家は大騒ぎです。
アタシ達も緊張状態が続いてます。
「へんな子がいるぅ!怖いよぉ」
「あたしプラム。よろしくネ!」
「緊張しすぎて疲れたなぁ」
「お風呂場も安心できなく
なっちゃった」
「ベランダにお布団出して
ホッと一息」
プラムが来てからドッと落ち込むラディッシュ。緊張で体がカチンカチンです。
「アタシ達…年を感じるわネ」
「すっかり主役を取られてるワ」
「隠れてるのが一番!」
「この子、ウサギのプケ姉さんにちょっと
似てる気がする。なつかしい…」
母のつぶやき
突然、息子から「子猫を飼ってくれ」と電話がありビックリしました。「人見知り、猫見知りの激しい
キャロットがまた具合が悪くなってしまう」と思い猛反対しましたが、ほかに貰い手が見つからず、
飼うことになってしまいました。
名前は「プラム」神経質なキャロットと仲良くできるように、キャロットの大好きだった兎の「プケ」の
「プ」をとって息子が名付けました。
その甲斐あってか、今回キャロットは問題なしに受け入れています。しかし、ラディッシュがすごい
落ち込みかたで、「この世の終わり」とばかりにガックリとうなだれています。
四日ぐらいたってからは、徐々に慣れ、追いかけっこをして遊ぶようになりましたが、遊んだ後は、
決まって爆睡 !! 緊張のため疲れ果てて、揺すっても起きないほど熟睡してます。ちょっと不憫で
す。
プラムは生後二ヶ月足らず、ガリガリに痩せていますが元気な子です。獣医さんに見てもらったら
猫にとって大切なひげが切られ、顎に動物による噛み傷と目の上と耳に皮膚病があり、塗り薬と
注射をしてもらいました。
プラムは、辛い目に遭っていながら、人なつこく、じゃれても爪を立てること無く、とても育てやすい
子です。
キャロットも遊ぼうとプラムを誘いますが、プラムはラディッシュがお気に入りで、ラディッシュはキャ
ロットが大好き…微妙な三角関係です。
思わぬ子猫の登場で我が家は、人も猫も大騒ぎです。ベランダのすき間は金網で塞ぎ、ラディッ
シュが転落した惨事を繰り返さないよう補強しました。餌も子猫用が増え、手間も倍かかります。
息子は、プラムが心配で頻繁に帰って来るようになったので、母としては嬉しいですが、こちらも
手間がかかる…?
当分はにぎやかな毎日が続きそうです。
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次回更新につづく…